社長コラム

家作り酒饅頭誕生秘話

2008.09.11

05_img01私は知らなかったが、うちの嫁さんはどうも酒饅頭が好きだったらしい。私があるお家で食べた酒饅頭がうまいと言ったのがことの始め、素人酒饅頭の在り方を研究し、とうとう製品化してしまった。今回はうちの嫁さんの苦労話である。聞いてやって下さい。

 

酒饅頭を売っている酒蔵は多い。
酒饅頭は生地を膨らませるのに酒種(酒を発酵させる菌)を使うので酒蔵とは関係があるのである。かといって酒蔵は饅頭屋ではないので、実際の製造は専門の菓子製造業者に任せる形が一般的である。包装紙に入った酒蔵の名前は酒種の提供者の証しである。逆に言えばそれだけでしかない。

 

菓子製造業者は、ものを作るところは皆そうだが、独自の製造ノウハウを持ってそれなりに頑固である。酒蔵の好みを聞くつもりは(あまり)ない。その結果、「酒饅頭に同じものなし」と言うくらい(私が言ったのだが)酒饅頭の味わいはそれぞれ違う。ふくらし粉を使えばそんなことにはならない。酒種で生地をふくらますことの難しさが酒饅頭の個性になっている。

 

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千差万別の酒饅頭の味わい、嫁さんのテーマは「家作り酒饅頭」だった。その味を製品にするのも大変だが、それを必要な時、必要な数、売り場に並べることはもっと大変である。こりゃ自分で作るしかない。嫁さんの結論に「本当にすんのかよ」と思ったが何も言わなかったら本当にそうなってしまった。嫁さんは我が子を試食係に試行錯誤を続け、最終的に自分の納得する酒饅頭を作ることに成功した。

 

現在は澤乃井園の一角にある「まんじゅう工房」で数人のおばさんたちと酒饅頭を作る。味については褒められこそすれ文句を言われたことはない。シーズンは忙しい。現場の責任者は饅頭作りにせいを出した結果、筋を痛めてしまった。

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ここまで読んで「甘いのはどうもなぁ」という方、ままごと屋の卯の花入り「卯の花まんじゅう」もあります。これは惣菜饅頭、酒の肴になります(実は私はこっち派です)。

 

嫁さんに饅頭作りを教えていただいた日向和田の「はまの」の浜野さん、ご指導ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

補足(嫁より)・・・
「ちょっと違うんだよなぁ」と思う箇所はあるのだけれど、何だか褒められているようだから、まぁ、いいっか。

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