社長コラム

ミカコの憂鬱

2012.06.06

我が家の末娘、ミカコは最近ぷよぷよしてきた。本人も自覚していて何とかしなければと思っているようである。

青梅市が多摩川競艇の運営に参画している関係で年一回、「澤乃井カップ」は府中の多摩川競艇場において開催されている。「澤乃井カップ」と聞いて皆さんお金の心配をしてくださるが、優勝した選手に副賞の酒を提供するだけなので出費はさほどではない。
なんといっても「澤乃井カップ」だし、やればおもしろいので、レース当日は社内外から参加者を募って競艇場に出向き、全員にわかギャンブラーとなって楽しい一日を過ごすのが恒例となっている。我が家からはミカコが参加を表明した。

レース前に多摩川競艇内にある稲荷大明神にお参りする澤乃井御一行様

レース前に多摩川競艇内にある稲荷大明神にお参りする澤乃井御一行様

ミカコは社会人である長男のアパートから学校に通っている。当日の朝、府中本町の改札口で待っていると、いつもはピョンピョン飛んでくるミカコがお腹に手を当てながらのそのそとやってきた。心なしか顔色もよくない。「どうしたの」と聞くとお腹が痛いという。とりあえず社員A(二代目)が持っていた正露丸を飲んで様子をみることにし、競艇場行きのバスに乗った(正露丸はお腹が弱い社員A(二代目)の常備薬なのだった)。

2012年3月31日(土)澤乃井カップ

2012年3月31日(土)澤乃井カップ

その日は嵐のような天候でレースも荒れた。複数の予想誌からの情報を緻密に分析し、確率の高そうな舟券を買ってもなかなか来ない。前回当らなかったミカコが今日はまずまず当てているのは適当に買っているからだ。こんな天候の時はその方がいいのはわかっているが、緻密な人間にはそれができない。ミカコについて正露丸のおかげで腹痛は気にならなくなったようで一安心。

昼になり食堂に行くとミカコは坦々麺を注文した。
さっきまでお腹が痛かった人の食べるものではない。すっかり回復したようだ。

波乱万丈の一日が終わった。勝っても負けても一杯やらないわけにはいかない。立川で反省会をすることにして競艇場を後にした。酔いどれ親父とお姉さんの酒盛りに付き合いたくないミカコは不参加。まあ当然である。

二週間後、家に帰ってきたミカコ、「この前お腹が痛かったのね、筋肉痛だった。最近腹筋始めたんだよね」。ぷよぷよ対策にストレッチを始めたらしい。
「腹筋はいいけど何、筋肉痛?、正露丸はなんだったわけ?」

この現象について。プラシーボ効果と呼ばれています。実際には何ら有効成分を持たない薬でも「効く」と信じて摂取すると効いてしまう現象のことです。「信じる者は救われる」ということですが、現象の現れやすい人とそうでない人がいるのは言うまでもありません。ミカコの場合、プラシーボ効果を期待して痩せ薬を飲んが方がストレッチより効果があるような気がしますが皆さんどう思われますか。

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