社長コラム

嫁さん依存症

2021.09.13

前略
ご無沙汰しております。昨年は個人的にごたごたして、新酒をお送りできませんでした。今年もごたごたはしておりますが、時間はありますので手配ができました。

近況を報告いたします。
 昨年の秋、お袋が施設に入所、親父は寂しくなって暮れに後追い入所、「男はしょうがないなー」と思いました。お袋は家での生活に支障がある状態だったので仕方なかったですが、親父はまあまあ元気でしたので、入所したにもかかわらず週に三日は家に帰ってきました。気ままに施設と家を行ったり来たり、翻弄される周囲を横目に、ご機嫌に生活しておりました。
 入所当初、二人はそれぞれ別の方と二人部屋に入っておりました。親父は部屋の都合がつき次第、夫婦で同じ部屋に入るつもりでしたが話が具体的になった時、お袋に「お父さんは自分勝手でうるさいから嫌」と同室を拒否されました。お袋は同室のおばさんと仲良しになって楽しく生活していたのです。
 その後、新型コロナの影響で帰宅はもとより外出もできなくなり、面会もきびしい規制付となりました。そんな状況の中、お袋は車椅子ながらいつも綺麗にして明るく、家にいた時より若くなりました。一方親父は「イライラ、食欲減退、不眠」を訴え、病院からウツの薬を処方されるようになりました。再び「男はしょうがないなー」と思いました。状況を改善するために、病院からお袋との同室が提案され、お袋が「しょうがないなー」と言いながら承諾したことでウツは快方に向かっています。
 施設への入所、コロナなど環境の変化を上手に受け入れて、不自由だったお袋はご自由になり、我儘が通らなくなった親父は自由から不自由になりました。看護師さんによると、男性はそういう傾向があるようです。自分はそうならないつもりですが若干の不安はあります。
 親父の症状を先生は、「嫁さん依存症」と呼んでいます。変化にうまく対応できない男性について先生は、「お酒が飲めると良いみたいですね」と言いました。ちなみに親父は酒が飲めません。

酒に新型コロナに対しての効果はありませんが、新型コロナによるウツウツとした社会状況を軽減する効果はあろうかと思います。お役に立つことを祈っております。
                                              草々

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