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多摩川のずーとずーと上流、
沢井というところに古い造り酒屋があります。
その裏山には三百年の間、静かに見守り続けてきた
御神木の杉が植わっていました。
けれどこの御神木、
たいそうくたびれてしまって今にも倒れそう。
心配に思った主は
「このまま枯れしてしまっては申し訳ない・・・、
よし、木桶につくり変えて差し上げよう」とひらめいた。
早速職人にお願いし、待つこと八ヶ月。
御神木は生まれ変わりました。
年はとっているけど、木桶としてはまだまだ、
酒造りの”いろは”から学ばねばなりません。
また新しい旅が始まります。
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